秋は、食欲が落ちて、疲れやすくなる季節です。そんなときこそ、栄養たっぷりの大豆製品を積極的に摂取しましょう。大豆製品には、秋の体調不良を改善する、さまざまな栄養素が含まれているのです。
大豆製品に含まれる、秋の体調不良を改善する栄養素を、主なものを挙げてみます。
たんぱく質
たんぱく質は、私たちの体を作るもととなる栄養素です。秋は、夏の疲れが残っていたり、運動不足で筋肉量が減ったりしているため、たんぱく質をしっかり摂ることが大切です。大豆製品には、良質なたんぱく質が豊富に含まれています。
イソフラボン
イソフラボンは、大豆に含まれる植物性エストロゲンです。エストロゲンは、女性ホルモンの一種で、骨粗しょう症や更年期障害の予防・改善に効果があるとされています。また、イソフラボンには、抗酸化作用や血液サラサラ作用など、さまざまな健康効果が期待されています。
食物繊維
食物繊維は、腸内環境を整える働きがあります。秋は、腸の働きが鈍くなり、便秘になりやすい季節です。食物繊維を多く含む大豆製品を摂取することで、便秘の解消や腸内環境の改善が期待できます。
ビタミンB1
ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える働きがあります。秋は、気温が下がり、活動量が減るため、疲れやすくなることがあります。ビタミンB1を多く含む大豆製品を摂取することで、疲労回復に効果が期待できます。
カリウム
カリウムは、体内の余分なナトリウムを排出する働きがあります。秋は、食欲が落ちて、塩分の摂りすぎになりやすい季節です。カリウムを多く含む大豆製品を摂取することで、むくみの予防・改善が期待できます。
このように、大豆製品には、秋の体調不良を改善する、さまざまな栄養素が含まれているのです。
具体的な摂り方のポイント：
大豆製品を摂取する際は、以下のようなポイントを押さえると、より効果的です。
1日あたり30g以上を摂る
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準（2020年版）」によると、大豆製品の摂取目安量は、1日あたり30g以上です。大豆製品100gあたりに含まれるたんぱく質の量は、約20gです。そのため、1日あたり30gの大豆製品を摂るには、約150gの大豆製品を摂取する必要があります。
発酵食品を積極的に摂る
大豆製品には、未発酵のものと、発酵させたものがあります。発酵食品には、腸内環境を整える働きがあるため、秋の体調不良を改善する効果が期待できます。
いろいろな種類の大豆製品を摂る
大豆製品には、さまざまな種類があります。豆腐、納豆、味噌、きな粉、豆乳など、いろいろな種類の大豆製品を摂取することで、さまざまな栄養素をバランスよく摂ることができます。
秋に大豆製品を積極的に摂取することで、秋の体調不良を改善し、健康的な体づくりに役立ちます。ぜひ、日々の食生活に取り入れてみてください。
